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書籍詳細
 
においのはなし
−アロマテラピー・精油・健康を科学する−
荘司菊雄著
B6・232頁 / 2420円
発行年月日 : 2001年10月
ISBN : 4-7655-4429-X
 

内容紹介
アロマテラピーが人気を博し,一方では加齢臭が忌避されるなど,近年,とみに「におい」への関心が高まっている.しかしながら,「におい」というものには,一般に,よくわからないという印象が付きまとう.学問的にも,じつは未解明な部分がのこっているのである.本書は,「におい」について,さまざまな角度からわかりやすく,かつ化学者の視点で正確に紹介する,いわば「においの世界」のガイドブックである.巻末には,アロマテラピーに関連する資料もおさめられている.
 
目次
1章 人間とにおい
森と人間/植物の神秘/日本人とにおい/日本の自然環境と食文化/日本のハーブ/香料の歴史
2章 身近なにおい
花の香り/野菜の香り/肉のにおい/植物とにおい/植物と昆虫/動物社会とフェロモン/人間とフェロモン

3章 においと化学構造
においの特徴/においと不飽和結合/においと元素/におい分子と分子量/におい物質と溶解度/におい感覚とは/最小感知濃度(いき値)/においの強さとその成分量

4章 においの生理学
嗅覚器官/鋤鼻器官/嗅上皮細胞の働き/嗅覚の感度/脳の構造/脳の機能/脳の進化/においインパルスの流れ

5章 においの研究
これまでになされたにおいの主な研究/においの発現機構「ガスクロマトグラフィー説」/においインパルス発生のメカニズム

6章 健康とはなにか
病気と健康/病名がつかなければ健康か/病気のにおい

7章 アロマテラピー
猿と薬草/シャニダール遺跡は何を語るか/薬草の歴史/近代薬学と近代医学の幕開け/アロマテラピー(Aromatherapy)/毒とは何か/精油の摂取方法と使用量/精油の薬効/植物名と主成分/ケモタイプ精油/芳香性物質とその働き/芳香分子はどのようにしてできるか(テルペン化合物の生合成)/GC−MS分析

8章 においのはなし
有機化合物/精油化学/有機化合物の名称/化学感覚/においについて:モンテニュー/香の功徳/プルースト効果/夢魔(ナイトメア)/においによる母と子の絆/ひとのにおい/汗のにおい/お日さまのにおい/おならはなぜくさい?/口臭は敵か?/除臭(デオドラント)

付録
物質の構造式と学名/植物の学名と主成分,作用特性,主な適応症
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