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書籍詳細
 
美の交流
〜 イギリスのジャポニスム 〜
小野文子著
A5・200頁 / 3024円
発行年月日 : 2008年6月
ISBN : 978-4-7655-4240-1
 

内容紹介
【美本ございません】 1860年代から1920年代に西欧で起きた芸術運動『ジャポニスム』。日本の美術作品や文化が,欧米の芸術家や建築家,デザイナーに大きなインパクトと限りないインスピレーションを与えた。彼らは日本美術や文化をそのまま模倣するのではなく,段階的に深化させて独自のスタイルを形成した。本書では,イギリスのジャポニスムについて改めて考察するとともに,日本の芸術家や美術商との交流,日本の美術界と西欧の芸術家との「美の交流」を論じている。
 
目次

まえがき


―第1章―
ジャポニスム

第1節 ジャポニスムと日本の品物
    日英関係の始まり
    日本の品物の流通
    博覧会と日本の品物の展示
    1862年第2回ロンドン 万国博覧会と日本の展示品
    東洋の品物を売る店
    貿易会社と美術商の誕生

第2節 イギリスにおけるジャポニスム
    19世紀フランス絵画と浮世絵
    唯美主義とジャポニスム
    戯画にみられるジャポニスム
    エステティック・インテリアと日本の品物

第3節 大量生産とデザインの改良
    クリストファー・ドレッサーとアーサー・ラゼンビー・リバティ
    装飾芸術に与えた日本の影響
    大量生産と「良い趣味」
    クリストファー・ドレッサーと日本のデザイン
    アーサー・ラゼンビー・リバティ
    リバティというブランド

第4節 日本、中世とギリシャ
    ウィリアム・バージェスとE.W.ゴドウィン,アルバート・ムーア
    ウィリアム・バージェス
    E.W.ゴドウィン
    家具にみられる建築的要素―E.W.ゴドウィン
    E.W.ゴドウィンの壁紙とテキストスタイルのデザイン
    E.W.ゴドウィンの室内装飾にみられる西洋と日本の要素
    唯美主義の中の古典古代と日本
     ―アルバート・ムーアを中心として―

おわりに
    Endnotes


―第2章―
ジェームズ・マックニール・ホイッスラーのジャポニスム

はじめに

第1節 ホイッスラーの日本コレクション
    イギリスにおける日本趣味の先駆者
    ホイッスラーの破産とコレクションの散逸

第2節 ‘オリエンタル・ペインティング’と日本の品物
    《紫とばら色:六つのマークのランゲ・ライゼン》
    《ばら色と銀:陶器の国の姫》
    《紫と金の狂想曲:金屏風》
    モザイク画のための小品
    ‘オリエンタル・ペインティング’の額縁にみられる意匠

第3節 構図の探求
    《テムズ・セット》と《フレンチ・セット》
    俯瞰構図
    17世紀オランダと浮世絵の構図
    スローン通り62番地とリンジー・ロウ7番地の室内
    テムズ川の眺め
    灰色と黒のアレンジメント

第4節 東洋の品物から色彩のアレンジメントへ
    日本の品物と主題のない絵
    《白のシンフォニー No.1》
    《白のシンフォニー No.2》
    《白のシンフォニー No.3》
《白のシンフォニー》と《陶器の国の姫君》
    未完成の「プロジェクト」
    閉ざされた空間
色彩と線のアレンジメント

第5節 《ノックターン》へ
    ホイッスラーの色彩理解
    トルヴィルとヴァルパライソ―1860年代の風景画
    《ノックターン》というタイトル
    広重の影響
    モノクロームの世界
    日本の技法と芸術的な印象

第6節 ジャポニストや日本との交流
    書簡にみる交流
    パリの日本芸術家とのコンタクト
    日本への紹介
    本格的な紹介
    日本人との出会い
    ホイッスラーの日本美術観
    日本の美術と芸術至上主義

おわりに
    Endnotes


―第3章―
モーティマー・メンペスの日本を題材とした作品と肖像画について
―J.McN.ホイッスラーと河鍋暁斎の影響―

はじめに
    ホイッスラーとの出会いと日本への旅立ち
    帰国後の展覧会

第1節 日本を題材とした作品とホイッスラーの影響
    帰国後の展覧会―1888年
    印象的な表現と叙情的効果
    帰国後の展覧会―1897年
    芸術的なバランス
    橋を題材とした作品

第2節 カドガン・ガーデンズ25番地
    クイーン・アン様式の外観と日本の内装

第3節 河鍋暁斎との出会いとその影響
    カドガン・ガーデンズのアトリエ
    河鍋暁斎―海外への紹介
    河鍋暁斎の「写生」との出会い
    写生論から生み出された肖像画

おわりに
    Endnotes


あとがき

主要参考文献
Copyright