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書籍詳細
 
戦後観光開発史
永井弘著
B6・318頁 / 2750円
発行年月日 : 1998年10月
ISBN : 4-7655-4220-3
 

内容紹介
【在庫僅少・美本ございません】
いわゆる大物のオーナー型経営者に焦点をあて,土地開発,バス・鉄道・航空会社の経営,ホテル経営などの足跡を追い,彼らの事業観,開発戦略,開発手法などを比較しながら,戦後の観光開発を検証する書.バブル崩壊とともにリゾートブームは去り,「観光」に対する消費者の目も厳しくなるばかりである.観光開発の今後を探るうえで,その戦後史をこのような視点でたどることも,また,有意義であろう.「交通図書賞」(交通協力会)受賞.
 
目次
序章 大物たちの軌跡と時代背景
観光開発における「大物必要論」/交通機関整備・巨大イベントとの関係
第1章 堤康次郎と五島慶太
康次郎の土地開発と鉄道経営/慶太による鉄道敷設と沿線開発/公職追放と戦後の新体制/バス路線をめぐる「箱根山戦争」/鉄道敷設で対決「伊豆戦争」/上信越における攻防/北海道進出と地元勢の反発/「東京ホテル戦争」の幕開け

第2章 五島昇と堤義明
慶太からの継承と飛躍/東急グループの「点」と「線」/康次郎の事業の後継者/西武鉄道グループのゾーン開発

第3章 小佐野賢治
五島慶太との邂逅/山梨交通・富士屋ホテルの争奪戦/ハワイ進出と航空会社への資本参加/「北東北」制圧への道程/小佐野の事業観とその手法

第4章 ホテル御三家
帝国ホテルの犬丸徹三と金井寛人/帝国の「一店豪華主義」と大阪進出/オークラの大倉喜七郎と野田岩次郎/オークラの国内外でのチェーン展開/巨大ホテルを建造した大谷米太郎/ニューオータニのスケールメリット追求

終章 バブル経済と観光開発
「日本列島改造論」とリゾート法/リゾート開発の破綻

関連図表/観光開発史年表/参考・引用文献/索引
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