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書籍詳細
 
鉄骨置屋根構造の耐震診断・改修の考え方
日本建設技術高度化機構鉄骨置屋根構造耐震研究編集委員会編
B5・144頁 / 3520円
発行年月日 : 2015年9月
ISBN : 978-4-7655-2584-8
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内容紹介
阪神淡路大震災以降,建物の主体構造の地震被害はかなり軽減されてきたが,東日本大震災において生じた天井落下などの非構造材の被害は耐震設計の盲点であり,大きな課題と言える。とくに,地震後の避難施設として使われるべき体育館が使用不能となって,避難所としての機能が果たせなかった事例が多く,これは防災上の大きな問題となっている。本書は,これら被害を生じた鉄骨置屋根構造の建物について,著者らが被害の調査・分析した結果を基に,耐震診断・改修の考え方や計算例を事例を交えて取りまとめたものである。
 
目次
第1章 鉄骨置屋根構造の耐震診断・改修の考え方
1.総 則
 1.1 本指針の位置づけと適用範囲
2.建物の調査
 2.1 一 般
 2.2 予備調査
 2.3 調査項目
 2.4 設計図書がない場合の調査
3.構造モデルの設定
 3.1 一 般
4.想定地震力
 4.1 一 般
 4.2 想定地震力
 4.3 想定地震動(時刻歴波形)
5.応答量推定と耐震性能評価
 5.1 一 般
 5.2 動的耐震診断手法
 5.3 静的耐震診断手法
  5.3.1 基本的な考え方
  5.3.2 ライズのある屋根の応答評価
 5.4 非構造部材の安全性検討用加速度および変形
6.耐震改修の考え方
 6.1 一 般
 6.2 免震屋根構造の簡易応答評価

第2章 耐震診断計算例
 2.1 耐震診断計算例-1(N市市民体育館モデル)
  2.1.1 静的耐震診断手法(第1章5.3節による評価)
  2.1.2 動的耐震診断手法(第1章5.2節による評価)
 2.2 耐震診断計算例-2(茨城県N高校モデル)
  2.2.1 静的耐震診断手法
  2.2.2 動的耐震診断手法
 2.3 耐震診断計算例-3(I市総合体育館モデル)
  2.3.1 静的耐震診断手法
  2.3.2 動的耐震診断手法

第3章 耐震改修計算例
 3.1 耐震改修計算例-1(N市市民体育館モデル)
  3.1.1 片持ち柱の控え壁による補強
  3.1.2 側面支承部の増設
  3.1.3 支承部を免震構造に変更
  3.1.4 まとめ
 3.2 耐震改修計算例-2(茨城県N高校モデル)
  3.2.1 支承部および屋根ブレースの補強
  3.2.2 応答制御型支承による改修
 3.3 耐震改修計算例-3(I市総合体育館モデル)
  3.3.1 耐震診断結果の概要と改修方針
  3.3.2 検討条件の確認
  3.3.3 免震層の検討
  3.3.4 まとめ

資料編
A1 鉄骨置屋根構造の地震被害
 A1.1 N市市民体育館
  A1.1.1 はじめに
  A1.1.2 建物概要
  A1.1.3 基準階伏図・軸組図
  A1.1.4 被害概要
 A1.2 I市総合体育館
  A1.2.1 はじめに
  A1.2.2 建物概要
  A1.2.3 伏図・軸組図
  A1.2.4 被害概要
 A1.3 茨城県N高校体育館
 A1.4 茨城県I高校体育館
 A2 鉄骨置屋根支承部の実験例
 A2.1 置屋根支承部の実験
  A2.1.1 はじめに
  A2.1.2 実験計画
  A2.1.3 繰返しせん断加力に対する挙動
  A2.1.4 耐力の評価
  A2.1.5 まとめ
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