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書籍詳細
 
入門 鉄筋コンクリート工学(第四版)
國府勝郎編著/伊藤義也・上野敦著
A5・224頁 / 2860円
発行年月日 : 2012年10月
ISBN : 978-4-7655-1798-0
 

内容紹介
鉄筋コンクリート設計法の定評ある教科書の改訂四版。コンクリートと鉄筋との複合材料としての力学的挙動をわかりやすく解説するという,第一版以来の目的や編集方針は踏襲しつつ,現在の鉄筋コンクリート設計法の実務の動向に沿うよう限界状態設計法を中心に構成,解説して,内容を一新した。本文の後ろには,計算練習用に演習問題を,また限界状態設計法による構造物設計の流れが理解できるよう付録に設計例を記している。大学・高専・専門学校の学生,および初級技術者向け。
 
目次
第1章 鉄筋コンクリート設計法

1.1 鉄筋コンクリートの設計
  (1) 鉄筋コンクリートの原理
  (2) 鉄筋コンクリートの成立
1.2 設計法の変遷
  (1) 許容応力度設計法
  (2) 終局強度設計法
  (3) 限界状態設計法
1.3 許容応力度設計法および終局強度設計法の特徴
  (1) 許容応力度設計法
  (2) 終局強度設計法
1.4 限界状態設計法
  (1) 安全係数
  (2) 設計値
  (3) 限界状態
  (4) 安全性の照査
  (5) 性能照査と限界状態設計法

第2章 材料の特性と設計値

2.1 コンクリート
  (1) 強度の特性値
  (2) 強度の設計値
  (3) 応力−ひずみ曲線,ヤング係数およびポアソン比
  (4) 引張軟化特性
  (5) 熱特性
  (6) 収縮1
  (7) クリープ
  (8) その他の特性値
2.2 鋼材
  (1) 鉄筋の種類および寸法
  (2) 強度
  (3) 応力−ひずみ曲線,ヤング係数およびポアソン比

第3章 荷重とその設計値

3.1 荷重の種類
  (1) 作用状態の時間的差異による分類
  (2) 死荷重
  (3) 活荷重
  (4) 土圧
  (5) 水圧,流体力および波力
  (6) 風荷重
  (7) 雪荷重
  (8) コンクリートの収縮およびクリープの影響
  (9) 温度の影響
  (10) 地震の影響
3.2 道路橋に作用する活荷重
  (1) 道路橋示方書の活荷重
  (2) 床版および床組を設計する場合の活荷重
  (3) 主げたを設計する場合の活荷重
  (4) 下部構造を設計する場合の活荷重
3.3 荷重の設計値
  (1) 設計荷重
  (2) 設計断面力

第4章 鉄筋コンクリート部材の力学的挙動

4.1 軸方向力を受ける部材のひずみと応力度
  (1) ひずみと応力度
  (2) ヤング係数と断面
4.2 曲げを受ける部材の応力度
  (1) 平面保持の仮定
  (2) 曲げ応力と断面二次モーメント
  (3) 軸力の釣合いと断面一次モーメント
  (4) 鉄筋およびコンクリートの応力度
4.3 偏心軸方向力を受ける部材の応力度
  (1) 偏心軸方向力で生じる断面力
  (2) 断面のコア
  (3) 相互作用図
4.4 せん断力の作用
  (1) モーメントの不釣合いとせん断力
  (2) せん断応力度と主応力
  (3) はりの主応力とひび割れ
4.5 鉄筋コンクリートはりの挙動
  (1) 試験体の条件
  (2) ひずみ分布と中立軸の変化
  (3) ひび割れ発生モーメント
  (4) 鉄筋およびコンクリートの応力度
  (5) ひび割れ発生状況
  (6) たわみ

第5章 安全性に関する照査

5.1 設計応答値と安全性の照査
  (1) 一般
  (2) 設計断面力と設計断面耐力
  (3) 照査の方法
5.2 設計断面耐力算定の仮定
5.3 曲げモーメントおよび軸方向力に対する安全性の照査
  (1) 曲げを受ける部材
  (2) 偏心軸方向圧縮力を受ける部材
  (3) 中心軸方向圧縮力を受ける部材(柱)
  (4) 軸方向耐力と曲げ耐力の関係
5.4 せん断力に対する安全性の照査
  (1) せん断力による破壊とせん断補強
  (2) 棒部材の設計せん断耐力
  (3) 面部材の設計押抜きせん断耐力
5.5 剛体の安定に対する安全性の照査

第6章 使用性に関する照査

6.1 使用性の照査と設計応答値
  (1) 一般
  (2) 設計応答値
  (3) 照査の方法
6.2 耐久性とかぶり
  (1) 環境作用
  (2) かぶりの最小値
6.3 曲げひび割れ幅とその限界値
  (1) 曲げひび割れと付着応力
  (2) 曲げひび割れ幅
  (3) 鉄筋腐食に関するひび割れ幅の限界値
6.4 鉄筋腐食に対する照査
  (1) 塩害に対する照査
  (2) 中性化に対する照査
6.5 外観に対する照査
6.6 水密性に対する照査
6.7 変位・変形量に対する照査
  (1) 使用性としての変位・変形
  (2) 部材の変位・変形の応答値

第7章 疲労破壊に関する照査

7.1 変動荷重とその応力度
  (1) 疲労破壊
  (2) 変動荷重とその作用回数
  (3) 変動応力
7.2 設計疲労強度
  (1) 疲労限界図
  (2) グッドマン線図
  (3) 鉄筋の設計疲労強度
  (4) コンクリートの設計疲労強度
  (5) スラブの設計押抜きせん断疲労耐力
7.3 疲労破壊の照査
  (1) マイナー則
  (2) 等価繰返し回数
  (3) 照査方法

第8章 耐震性に関する照査

8.1 耐震設計一般
8.2 耐震設計法と設計地震動
  (1) 耐震設計法
  (2) 設計地震動
  (3) 地震の影響
  (4) 震度法に用いる設計水平震度
8.3 構造物の耐震設計と耐震性能
  (1) 地震力を受ける部材の変形性状
  (2) 限界値の算定
  (3) 耐震性能とその限界値
8.4 耐震性の照査
  (1) 耐震性能の照査
  (2) 耐震性能1に対する照査
  (3) 耐震性能2に対する照査
  (4) 耐震性能3に対する照査

第9章 はり,柱およびスラブの設計

9.1 はり
  (1) 一般
  (2) スパン
  (3) T 形ばりの圧縮突縁の有効幅
  (4) 連続ばりの曲げモーメント
  (5) 構造細目
9.2 柱
  (1) 一般
  (2) 細長比
  (3) 帯鉄筋柱
  (4) らせん鉄筋柱
  (5) 鉄筋の継手
9.3 スラブ
  (1) 一般
  (2) スラブの構造解析
  (3) 作用断面力に対する検討
  (4) 配筋

第10章 一般構造細目

10.1 一般
10.2 鉄筋のかぶり
10.3 鉄筋のあき
10.4 鉄筋の配置
  (1) 軸方向鉄筋の最大,最小鉄筋比
  (2) 横方向鉄筋
10.5 鉄筋の定着と曲げ形状
  (1) 一般
  (2) 標準フック
  (3) 鉄筋の定着長
  (4) 軸方向鉄筋の定着
  (5) 横方向鉄筋の定着
  (6) 折曲鉄筋,その他
10.6 鉄筋の継手
  (1) 一般
  (2) 軸方向鉄筋の重ね継手
  (3) 横方向鉄筋の継手
10.7 用心鉄筋および補強のための鉄筋配置
  (1) 一般
  (2) 露出面の用心鉄筋
  (3) 集中反力を受ける部分の補強
  (4) 開口部周辺の補強


演習問題

付録 鉄筋コンクリート倒立T形擁壁の設計例
1.設計条件/2.形状寸法/3.安定計算/4.使用状態における剛体安定/5.たて壁の設計/6.つま先部の設計/7.かかと部の設計/8.構造細目

資料

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