gihodo shuppan
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書籍詳細
 
すぐに役立つセメント系補修・補強材料の基礎知識[第2版]
セメント協会編・発行
B5・200頁 / 3520円
発行年月日 : 2011年8月
ISBN : 978-4-7655-1785-0
 

内容紹介
補修材や補強材を供給する製造業者の立場から,発注者,設計者,施工業者といった方々に向けてセメント系補修・補強材料のよりよい活用法,活用方法のポイントなどを解説した書。断面修復工法,グラウト工法,無収縮グラウト工法,ひび割れ注入工法,表面被覆工法,表面含浸工法,はく落防止工法,電気化学的防食工法の各解説,耐久性に対する考え方やライフサイクルコストについての解説,劣化原因や劣化状況に応じた補修工法の選定についての解説,現場で繰り返される補修・補強材に関する失敗例とその原因・対策について掲載した。
 
目次
第1章 補修・補強対策の一般
 1.1 コンクリート構造物の補修・補強とは
 1.2 維持管理の流れ
 1.3 補修・補強工法の分類
   1.3.1 補修(改修)工法
   1.3.2 補強工法

第2章 用語の定義
 2.1 一般名称と用語定義
 2.2 断面修復材
   2.2.1 施工方法を示す用語
   2.2.2 使用材料を示す用語
   2.2.3 材料性能を示す用語
 2.3 無収縮グラウト材
   2.3.1 施工方法を示す用語
   2.3.2 使用材料を示す用語
   2.3.3 材料性能を示す用語
 2.4 その他の材料,工法
   2.4.1 表面保護工法
   2.4.2 ひび割れ注入工法と注入材
   2.4.3 電気化学的防食工法

第3章 補修工法の選定
 3.1 劣化原因と現象
   3.1.1 中性化
   3.1.2 塩 害
   3.1.3 凍 害
   3.1.4 化学的侵食
   3.1.5 アルカリ骨材反応
 3.2 補修工法選定の方法
 3.3 補修工法選定例
   3.3.1 土木分野
   3.3.2 建築分野
   3.3.3 土木・建築分野共通

第4章 断面修復工法と断面修復材
 4.1 断面修復工法の一般
 4.2 断面修復材の一般
 4.3 工法の種類と特徴
   4.3.1 左官工法
   4.3.2 充てん工法
   4.3.3 吹付け工法
 4.4 工法の選定
 4.5 断面修復材の種類と特徴
   4.5.1 セメントモルタル
   4.5.2 ポリマーセメントモルタル
   4.5.3 施工時に併用するその他の材料
 4.6 断面修復材の選定
 4.7 要求性能の分類と確認方法
   4.7.1 力学的性能
   4.7.2 ひび割れ抵抗性
   4.7.3 はく落抵抗性
   4.7.4 耐久性
   4.7.5 施工性能
 4.8 市販製品の性能

第5章 その他の補修・補強工法と材料
 5.1 グラウト工法と無収縮グラウト材
   5.1.1 グラウト工法
   5.1.2 無収縮グラウト材の特徴
   5.1.3 その他のグラウト材
   5.1.4 性状の確認方法
   5.1.5 市販製品の性能
 5.2 表面被覆工法と表面被覆材
   5.2.1 概 要
   5.2.2 材 料
 5.3 表面含浸工法と表面含浸材
   5.3.1 概 要
   5.3.2 表面含浸材の種類
   5.3.3 要求性能および適用範囲
   5.3.4 品質性能と試験方法
 5.4 ひび割れ注入工法と注入材
   5.4.1 概 要
   5.4.2 ひび割れ注入材
 5.5 はく落防止工法
   5.5.1 概 要
   5.5.2 材 料
 5.6 電気化学的防食工法
   5.6.1 概 要
   5.6.2 電気防食工法
   5.6.3 脱塩・再アルカリ化工法

第6章 施工要領の代表例
 6.1 断面修復工法の代表的な施工要領
   6.1.1 施工工程
   6.1.2 前処理工
   6.1.3 断面修復工
   6.1.4 養 生
   6.1.5 冬期・夏期における注意事項
 6.2 グラウト工法の代表的な施工要領
   6.2.1 無収縮グラウト材の計量と練混ぜ
   6.2.2 無収縮グラウト材の注入
   6.2.3 冬期・夏期における注意事項
 6.3 表面被覆工法およびはく落防止工法の代表的な施工要領
   6.3.1 施工要領
 6.4 表面含浸工法の代表的な施工要領
 6.5 ひび割れ注入工法の代表的な施工要領
 6.6 電気防食工法の代表的な施工要領
 6.7 脱塩,再アルカリ化工法の代表的な施工要領

第7章 使用材料の管理・検査と留意点
 7.1 使用材料の管理および検査
   7.1.1 製造・販売業者が実施する管理および検査
   7.1.2 材料購入・使用者が実施する管理および検査
 7.2 使用材料の留意点
   7.2.1 貯蔵方法
   7.2.2 安全衛生
   7.2.3 使用の制限

第8章 補修した構造物の耐久性とライフサイクルコスト
 8.1 コンクリート構造物の耐久性
 8.2 補修材の耐久性
   8.2.1 補修材に求められる性能
   8.2.2 補修材に用いられるポリマーセメントモルタル
   8.2.3 ポリマーセメントモルタルの耐久性
 8.3 構造物の再劣化
   8.3.1 再劣化とは何か?
   8.3.2 再劣化の原因
   8.3.3 再劣化を生じさせないために
 8.4 ライフサイクルコスト(LCC)
   8.4.1 LCCとは
   8.4.2 LCC算定のための維持管理シナリオ
   8.4.3 LCCの算出例
   8.4.4 LCC 算出における課題
   8.4.5 アセットマネジメント
   8.4.6 まとめ

参考資料1 間違った材料選定・施工手順
参考資料2 各機関の規格値および要求性能の一覧
参考資料3 各機関が定めた試験方法による材料性能値
参考資料4 施工例の紹介
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