gihodo shuppan
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書籍詳細
 
地下水のトレーサー試験
〜 地下水の動きを知る 〜
日本地下水学会原位置トレーサー試験に関するワーキンググループ編
A5・396頁 / 5280円
発行年月日 : 2009年6月
ISBN : 978-4-7655-1753-9
 

内容紹介
土壌・地下水汚染が大きな社会問題となるなか,地下水中での汚染物質の挙動を調べる方法が開発されている。ボーリング孔を掘ってトレーサーを投入し,下流でトレーサー物質の濃度を継続的に計測する「トレーサー試験」は環境問題に対応するために必ず会得すべき技術であるが,難しいものとされ,実施数はまだまだ少ない。本書は,トレーサー試験の基礎と実例について整理した上,多岐にわたるトレーサー試験法を実務レベルで実施できるところまで解説したマニュアルである。事例,付録も充実。
 
目次
第1章 原位置トレーサー試験概説

  1.1 地下水の動きを見る
  1.2 トレーサー試験を学ぶ前に
  1.3 本書の目的と内容
  [コラム1] 吸着と収着

第2章 原位置トレーサー試験の計画

  2.1 原位置トレーサー試験の目的
  2.2 地盤・岩盤の多様性とトレーサーの移動
  2.3 トレーサー試験のための事前調査
  2.4 トレーサー試験方法の選定
  2.5 トレーサー試験の実施条件の設定
  [コラム2] 未踏洞穴を探る

第3章 トレーサー試験の装置

  3.1 トレーサー試験の装置
  3.2 高精度なトレーサー試験に用いられる試験装置
  3.3 トレーサー試験に用いる主な機器
  [コラム3] 試験装置内での分散およびトレーサーの偏り

第4章 トレーサー物質

  4.1 トレーサー物質の定義
  4.2 トレーサー物質の要件
  4.3 トレーサー物質
  4.4 トレーサー物質の投入・分析方法
  [コラム4] トレーサーによる地下水試料の品質管理

第5章 物理探査法を利用したトレーサー試験

  5.1 物理探査とトレーサー試験
  5.2 トレーサー濃度と地盤の比抵抗値
  5.3 トレーサー試験に使われる物理探査法
 
第6章 トレーサー試験に関わる法令および基準

  6.1 法規制等の概要
  6.2 トレーサー物質の入手段階で関連する法規制等
  6.3 トレーサー試験段階で関連する法規制等
  6.4 揚水した地下水の処分段階で関連する法規制等

第7章 トレーサー試験の理論

  7.1 物質の移流分散現象
  7.2 移流分散方程式の解析解と数値解法
  [コラム5] 数値分散

第8章 トレーサー試験の評価

  8.1 解析解によるブレークスルーカーブの簡易評価
  [コラム6] 環境トレーサーとしての環境同位体
  8.2 逆解析による水理特性パラメータの評価
  [コラム7] 環境トレーサーとしてのラドン
  8.3 トレーサー試験結果を利用した不均質場の評価方法
  8.4 Continuous Time Random Walk(CTRW)による移流分散解析
  [コラム8] 地下水年代測定

第9章 トレーサー試験の実施例

  9.1 洪積台地および沖積低地におけるトレーサー試験事例
     ――土壌・地下水汚染問題
  9.2 地すべり地におけるトレーサー試験事例
  [コラム9] 現代のダウジング「自然電位法」で地下水を探す
  9.3 既存ダム基礎岩盤の透水性評価事例
  9.4 比抵抗トモグラフィを利用した岩盤内水みち調査事例
  9.5 砂質土を対象としたダイポール試験事例
     ――原位置バイオレメディエーションの設計例
  9.6 地熱発電サイトにおけるトレーサー試験事例
     ――鬼首地熱発電所
  9.7 結晶質岩の割れ目帯における物質移行特性に関する研究事例
  9.8 釜石鉱山原位置試験場における移流および分散に関する研究事例
  9.9 自然動水勾配試験事例
     ――Bordenトレーサー試験


第10章 原位置トレーサー試験の今後の課題と夢




【付録】
付録1 トレーサー試験で使えるEHTDプログラムの紹介
付録2 トレーサー試験に使用する機器の製作メーカー
付録3 トレーサー試験に関わる関係法令および関係基準
付録4 二次元均質帯水層での放射状収束試験を対象とした移流分散方程式の理論解
付録5 二次元逆解析コードiDtransu-2D・ELによるパラメータ推定例
付録6 地下水学会誌に掲載されたトレーサー試験関連論文等リスト
付録7 本書で使用している記号一覧表
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