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書籍詳細
 
コンクリート施工設計学序説
村田二郎監修/下山善秀幹事/岡本寛昭・神山行男・菊川浩治・國府勝郎・越川茂雄・鈴木一雄著
A5・256頁 / 5060円
発行年月日 : 2004年10月
ISBN : 4-7655-1672-5
 

内容紹介
コンクリート構造物の設計・施工は,従来の経験則のみに依存することから,性能照査型への移行が推進されている。フレッシュコンクリートの流動・変形に直接関係するレオロジーの基礎・混合理論および解析法,管路内の流れ,振動,締固め機構・関数に基づく締固め予測,グリーンコンクリートの変形,各種粘度試験方法の詳解等について詳述。フレッシュコンクリートを一様な流体として取り扱う理論解析法を適用し,入念な実験によって確認または補完している。コンクリート施工設計学の格好の入門書。
 
目次
序 論

第1章 基礎理論

1.1 粘 性
1.1.1 粘性の概念
1.1.2 ニュートン体
1.1.3 ビンガム体
1.1.4 管内流動の基礎式
1.1.5 回転粘度計の基礎式
1.1.6 球引上げ粘度計の基礎式
1.2 粘弾性
1.2.1 粘弾性の概念
1.2.2 粘弾性モデルを使った物性説明
1.2.3 マックスウェルモデル
1.2.4 フォークトモデルを使った物性説明
1.2.5 4要素モデル
1.3 塑 性
1.3.1 塑性の概念および物性
1.3.2 湿った粉粒体(粘塑性体)
1.3.3 粉粒体物性値(粘着力Cおよび内部摩擦角φ)の測定

第2章 コンクリートの練混ぜ

2.1 練混ぜの基本原理
2.2 液・液の混合
2.3 固・固の混合
2.4 固・液の混合
2.5 コンクリートの混合
2.5.1 コンクリートの練混ぜ機構
2.5.2 コンクリートの練混ぜ性能
2.5.3 コンクリートの練混ぜ技術

第3章 フレッシュコンクリートの流動と変形

3.1 フレッシュコンクリートの管内流動
3.1.1 概説
3.1.2 フレッシュコンクリートの管内流動の理論
3.1.3 グラウトの管内流動
3.1.4 モルタルの管内流動
3.1.5 コンクリートの管内流動
3.1.6 フレッシュコンクリ−トの分離現象解析への応用
3.2 自由表面を持つコンクリートの流れ
3.2.1 流体力学の応用
3.2.2 流体力学の応用および差分法,FEMによる解析例の紹介
3.2.3 流体力学およびダルシーの法則の応用による解析例
3.3 フレッシュコンクリートの変形
3.3.1 最終変形の予測
3.3.2 最終変形予測の例示

第4章 フレッシュコンクリート中の振動の伝播

4.1 コンクリートの特性と締固め
4.2 蹄固め機構
4.2.1 締固めの挙動
4.2.2 振動機の力学
4.2.3 波動の伝播と物性値
4.2.4 締固めエネルギー
4.3 内部振動機による締固め
4.3.1 振動棒の加速度分布
4.3.2 負荷減衰
4.3.3 境界減衰
4.3.4 距離減衰
4.3.5 内部振動機の挿入間隔
4.3.6 振動伝播の二次元的解析
4.3.7 振動による流動の数値解析
4.4 表面振動機による締固め
4.4.1 超硬練りコンクリートと表面振動機
4.4.2 振動条件の影響
4.4.3 締固め性
4.4.4 締固め層内の加速度分布と充填率
4.4.5 締固め性試験の施工管理への応用
4.4.6 転圧施工のシミュレーション

第5章 グリーンコンクリートの変形

5.1 対象コンクリートおよび粘弾性モデル
5.2 グリーンコンクリートの粘弾性モデル
5.3 グリーンコンクリートの粘弾性定数
5.3.1 水セメント比の影響
5.3.2 環境温度の影響
5.3.3 粘弾性定数と圧縮強度の関係
5.3.4 等価弾性係数
5.3.5 グリーンコンクリートのポアソン比
5.4 線形弾性力学による変形解析法
5.4.1 概 説
5.4.2 一般式
5.4.3 線形変化断面を有する壁状体
5.4.4 直立壁状体

第6章 物性値測定および推定法

6.1 概 説
6.2 測定法
6.2.1 二重円筒型回転粘度計法
6.2.2 球引上げ粘度計法
6.2.3 グラウト用傾斜管試験
6.2.4 三軸圧縮試験
6.3 推定法
6.3.1 粘度式による塑性粘度の推定
6.3.2 計算例
6.3.3 降伏値の推定
6.3.4 塑性粘度の推定例
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