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書籍詳細
 
景観の構造
−ランドスケープとしての日本の空間−
樋口忠彦著
B5・174頁 / 4180円
発行年月日 : 1975年10月
ISBN : 4-7655-1377-7
 

内容紹介
【出荷までに1週間程度お時間を頂く場合がございます】
都市や建築等すべての景観を包摂するランドスケープの構造を,距離,視線入射角,奥行等の指数を設定し解明するとともに,日本の伝統的な高野山等の景観について述べた好書.
【主要目次】1.ランドスケープの視覚的構造(可視・不可視,距離,視線入射角,不可視深度,俯角,仰角,奥行) 2.ランドスケープの空間的構造(水分神社,秋津洲やまと,八葉蓮華,蔵風得水,隠風,神奈備山)
 
目次
景観の構造

序 論

はじめに
研究の位置づけ

I編 ランドズケープの視覚的構造

序章

1章 可視・不可視
1 空中写真法
2 数値地形モデル法

2章 距離
1 距離の指標化に関する従業の研究
2 ランドスケープにおける距離の指標化
距離の分類
基準となる対象の設定
定性的分類
定量的分類
3 実例の分断
宮室の地
庭園

3章 視線入射角
1 面の見やすさと視線入射角
2 実例の分析
嵐山
吉野山
大文字送り火
青垣山

4章 不可視深度
1 不可視深度
2 実例とデザイン技法の分析

5章 俯角
1 俯瞰景の観察と調査
2 実例の分析


3 俯角と視覚的領域感覚

6章 仰角
1 メダルテンスの法則
2 現象分析
3 検証分析
4 山の仰角についてのまとめ
仰角による分類
メルテンスの法則との検討

7章 奥行
1 連続した地形表面のもたらす奥行
キブソンの視空間知覚理論
ランドスケープの地表面
斜面と奥行
コンケイヴ地形と奥行
コンヴェクス地形と奥行
借景庭と見切り
谷地形と奥行
2 空気遠近法
3 視対象の重なりによる遠近法

8章 ランドスケープの視覚的構造のまとめ
1 指標間の相互関係
ランドスケープのヴィジビリティ
ランドスケープの視覚的空間性
ケース スタディ
2 今後の課題

II編 ランドスケープの空間的構造

序章

1章 水分神社
1 水分神社
2 実例
都祁水分神社
宇太水分神社
葛木水分神社と建水分神社
3 水分神社型空間の構造と構成要薬

2章 秋津洲やまと
1 秋溝洲やまと
2 実例
葛城山麓の宮室
三輪山麓の宮室
飛鳥
久迩京(恭仁京)
3 秋溝洲やまと型離間の構造と構成要藁

3章 八葉蓮華
1 八葉蓮華
2 実例
高野山
室生寺
3 八葉蓮華型空間の構造と構成要素

4章 蔵風得水
1 風氷思想
2 実例
宮地
後山前水庭
鎌倉
江戸
盛岡
3 蔵風得水型空間の構造と構成要素

5章 隠国
1 隠国
2 実例
泊瀬
熊野
その他
3 隠国型空間の構造と構成要素

6章 神奈備山
1 神奈備山
2 実例
三輪山
出雲のカムナビ山
御蓋山
3 神奈備山型空間の構造と構成要藁

7章 国見山
1 国見
2 実例
天香久山
播磨の国見山
現原の丘
発生期の古墳
3 国見山型空間の構造と構成要薬

8章 ランドスケープの空間的構造のまとめ
1 ランドスケープの空間的構造のまとめ
境界
焦点・中心・目標
方向
領域
2 ランド又ケープの空間と<故郷>

結論と今後の課題
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